同じレベル50のグレイシャルでも、HPが4300のものと5200のものがいます。差はレベルでも強化でもなく、個体値です。ゲームデータ上はタレントと呼ばれ、捕獲または孵化した時点で決まる0〜100の整数が4つ。それぞれHP・射撃攻撃・防御・近接攻撃に対応します。画面には出ませんが、ステータス表示から逆算できます。
ステータスの計算式
同種のパルは種族値を共有していて、各パルの詳細ページに載っています。表示されるステータスは種族値・レベル・個体値の3つで決まります。レベルを L、個体値を T(0〜100)とすると。
- HP = 500 + 5
L+ HP種族値 × 0.5 ×L× (1 + 0.003T) - 攻撃 = 100 + 射撃攻撃種族値 × 0.075 ×
L× (1 + 0.003T) - 防御 = 50 + 防御種族値 × 0.075 ×
L× (1 + 0.003T)
3本とも形は同じです。レベルに依存しない固定分(500 / 100 / 50)があり、そこにレベル比例の項が乗る。個体値が効くのは後半だけで、最大でも1.3倍にしかなりません。
画面の「攻撃」は射撃攻撃の種族値から計算されるので、近接攻撃の個体値は表示に現れません。推定時は無視して構いません。
ステータスから個体値を逆算する
式を裏返すだけです。
- HP個体値 = ( (表示HP − 500 − 5
L) ÷ (0.5 ×L× HP種族値) − 1 ) ÷ 0.003 - 攻撃個体値 = ( (表示攻撃 − 100) ÷ (0.075 ×
L× 射撃攻撃種族値) − 1 ) ÷ 0.003 - 防御個体値 = ( (表示防御 − 50) ÷ (0.075 ×
L× 防御種族値) − 1 ) ÷ 0.003
HP種族値140のレベル50グレイシャル、表示HPが4800の場合。
- 固定分を引く:4800 − 500 − 5×50 = 4050
- 個体値0のときの成長量で割る:4050 ÷ (0.5 × 50 × 140) = 4050 ÷ 3500 = 1.157
- 換算:(1.157 − 1) ÷ 0.003 ≈ 52
HP個体値はおよそ52、やや高めです。
計算の前に2点。パルのソウル強化と凝縮の星は表示全体に掛かるため、逆算結果が底上げされます。推定するなら捕まえた直後、まだ祭壇に入れていない状態で。もうひとつ、表示は整数に丸められるので、レベル1では個体値0と100の差が数ポイントしかなく丸めに埋もれます。レベルが高いほど精度が上がります。
個体値満タンの価値
強化なし・レベル50でのステータス幅です。左が個体値0、右が100。
| パル | HP | 攻撃 | 防御 |
|---|---|---|---|
| グレイシャル | 4250 – 5300 | 625 – 782 | 500 – 635 |
| ベイントール | 4000 – 4975 | 643 – 806 | 500 – 635 |
| セイントール | 4000 – 4975 | 550 – 685 | 593 – 756 |
| ジェッドラン | 3625 – 4487 | 625 – 782 | 500 – 635 |
| アヌビス | 3750 – 4650 | 587 – 733 | 425 – 537 |
| ボルカイザー | 3250 – 4000 | 568 – 709 | 500 – 635 |
| ホークウィン | 3250 – 4000 | 456 – 563 | 350 – 440 |
| モコロン | 2500 – 3025 | 362 – 441 | 312 – 391 |
割合にすると、レベル50で個体値最大は最小よりHPが21〜25%、攻撃が21〜25%、防御が25〜28%高くなります。種族値が高いパルほど上限に近づくのは、固定分の占める割合が小さくなるからです。モコロンのように種族値の低いパルでは、個体値で開く差もそのぶん小さくなります。
つまり個体値は厳選する価値がありますが、それで別のパルに化けるわけではありません。種族値が一段違うほうが、個体値を0から100に上げるより効きます。まず種族を選び、そのうえで同種の中から個体値を選ぶ順番です。
低レベルでは見分けられない
同じグレイシャルをレベル別に並べると。
| レベル | HP | 攻撃 | 防御 |
|---|---|---|---|
| 1 | 575 – 596 | 110 – 113 | 59 – 61 |
| 20 | 2000 – 2420 | 310 – 373 | 230 – 284 |
| 50 | 4250 – 5300 | 625 – 782 | 500 – 635 |
レベル1では攻撃の幅が3ポイントしかなく、孵化直後の判別は不可能です。候補をレベル20以上まで育ててから比べるか、絶対差がいちばん大きいHPで見るか。後者のほうが早い段階で傾向が出ます。